ライトノベル レビュー

灼眼のシャナXVI

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電撃文庫
高橋 弥七郎
商品の詳細
私の大切なミステスが、今日、消えた。
 クリスマス。一人の少年が消えた。
 根源たる“存在の力”を失い、いなかったことになった。
ゆえに、その欠落は誰にも気付かれず、忘れ去られた。消滅してしまったモノは、二度と戻ってこなかった。
 そうと知ってなお、シャナと吉田一美は、彼の生存を信じ続ける。喧騒が戻った街の片隅で──。
 場所は変わり、人知れず浮遊する移動城砦『星黎殿』内部。
 一人の少年が空(から)であった玉座に着いた。鎧った凱甲、靡く衣、その全てが緋色で、頭の後ろから漆黒の竜尾が伸びている。周りに控える“紅世の徒”らから「盟主」と呼ばれた少年は、一同を睥睨し、命を下す。
「盟主」たる少年が、御崎市で待つ彼女たちの許に戻ることは、無かった。
 古(いにしえ)の王“祭礼の蛇”を奉迎した[仮装舞踏会(バル・マスケ)]は、「大命」へと静かに動き出す。
  • 文庫: 245ページ
  • 出版社: メディアワークス (2007/11)
  • ISBN-10: 4840240612
  • ISBN-13: 978-4840240611
  • 発売日: 2007/11
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 2 cm

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