ライトノベル レビュー

れでぃ×ばと!(12)

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相変わらずカラー口絵がギリギリです。
お嬢様と執事の学園ドタバタラブエロコメディ第12巻。

今回はドリルお嬢様セルニア=伊織=フレイムハート嬢のターン。
季節はクリスマス目前。当然ラブコメとしては外せないイベントなのだが──そう。
それは同時に2学期期末テストの到来も意味している。毎回変則的な内容のテストが行われる白麗陵学院従者育成科。
緊張のなか告げられたその内容とは、クリスマスパーティーのダンスパートナー?!

そのパートナーの座を狙って火花を散らすのは、主人公の秋晴ではなく、お嬢様の面々。
秋晴がパートナーを申し込みに来るのを今か今かと待ちうけながら、自分から言い出すのはプライドが邪魔して出来ないお嬢様たち。
そんな彼女たちの気も知らず、秋晴が心配するのは「ダンスが踊れるかどうか」だったりする。
挙句、パートナーに選ばれてやるとばかりに詰め寄ってきたセルニアに「練習に付き合ってくれないか」と言い出す始末。
逆切れに近い状態で引き受けた彼女は秋晴(とついでに四季鏡)にスパルタ式でダンスの特訓を施す。

その特訓が終わった後ようやく、セルニアは当日のパートナーについて切り出すことに成功する。

「私が試験の相手を務めることに不満がありますの?」

と、詰め寄るも──その光景を見て黙っていなかったのがもう一人のお嬢様、彩京朋美嬢。
どっちを選ぶの?と択一になってしまった秋晴が選んだのは......。

ここからがクライマックス、と言わんばかりの急展開。
あとがきでも、次が最終巻と触れられているのも納得。ついにあのドリルが動いた!
そして、番外編と番号が振られている大地の方でも展開が。
ラストが今から楽しみである。

そして、相変わらずカラー口絵がギリギリです。(と言うかボカシが入ってるのはアウトじゃないのか?!)

レビュー:2011/7/4

カテゴリ:

お嬢様とメイドさんの学園ラブコメ、一人の男を巡り、ついに女の戦いが勃発ですっ!

 自身の気持ちを認めたセルニアと朋美。秋晴を想う二人のお嬢様は、ついにそれぞれのやり方で、彼に禁断の告白を決行する──!?
 一方、時はさかのぼり、男装の秘密を隠し続ける大地までも、自らの乙女ゴコロを止めることができず、秋晴へ想いを伝えようと意気んでいて......。
 見た目ヤンキーな不良執事候補生・秋晴の行く末や如何に!? 少女達の赤裸々な想いが渦巻くクライマックスまっただ中、告白だらけで肌色だらけな第12巻、登場ですっ!

novelauthor: 上月 司

4048704893

2011/5/10

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