ライトノベル レビュー

2007年3月 新刊

月別カテゴリアーカイブ

神と悪魔と人と。全てが混沌とした世界を舞台に描かれる壮大なファンタジー
人類と神魔との闘いが始まって十数年が過ぎ、神魔の前に人類は為す術もなく倒されていった。しかし、どんな神魔も消滅させる力があるとされる「聖櫃」に人類は最後の希望をたくす。そして、極東の都で物語ははじまる

(あのガキンチョがそうだってか?)藤沢涼牙は、ある少女を見張っていた。彼女は、多少汚れてはいたものの、ごく普通に見えた―ただ一点を除いて。少女の喉元に光り輝く三つのゼロの紋様。それは、神魔の力を意味する"聖なる神魔数"と呼ばれるものだった―十年前、これまで神話の中だけの存在であった神や悪魔、すなわち神魔が、突如現実世界に出現し、破壊と殺戮を始めた。いまや人類は滅亡寸前であった。謎の少女が強大な神魔とひとりで闘っている―そんな噂を聞きつけた人類の対神魔組織"AETO"は、新米戦闘諜報員の涼牙に、彼女の調査を命じたのだ。少女の名はエレナ。彼女が何者であるのか、まだ誰も知らない...。壮大なハルマゲドン・ストーリーが、ここに始まる。

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