ライトノベル レビュー

神なる姫のイノセンス 4

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世界を牛耳る巨大財閥の経営する桃花和泉女子学院に集められたのは、ヒメ神と言う七人の美少女。
彼女たちに愛情を注ぎ、女神へと昇格させる事が出来るのは、《王の声》と言う聞いた者を従えさせる事の出来る力を持つ主人公、神堂裕貴のみ──と言う典型的な美少女ハーレム物の第4巻。

今回はこの手のラノベではお約束の水着回。......前の巻でも既に何度も水着シーンが登場していたので目新しさは新キャラのみだけれども。
夏休みを利用しての南の島でバカンス、と言うのが今度のシチュエーション。
3巻の後半になって登場した新キャラ、朱音・マイヤーが今回のメインターゲット。
ギターを持つと人格の変わる彼女は、セラフと言う芸名で活動するミュージシャンであり、ヒメ神としては炎を操る能力者でもある。
始めは炎の力はたいした事が無いのだが、裕貴と『誓約』した彼女の力は──

と、前半は朱音メインでのラブコメモードだったのだけれど、後半からのバトル展開では極道の娘でドM趣味の風間ハルカが裕貴のパートナーとして活躍する。
ハルカと共に謎の襲撃者を追って行くうちに明らかになる、ヒメ神と女神の関係、そしてヒメビトと言う存在。
謎のままの7人目のヒメ神の事など、どんどん謎が増える増える中、明らかになる襲撃者の正体とは──

ハーレム物の常ではあるが、ヒロインの誰かにスポットが当たると他のヒロインの影が薄くなるもの。
しかしだからと言ってもだ。折角攫われ役が回ってきたと言うのにひたすら眠っていただけと言う氷室慧はもうちょっと頑張るべきだと思った。

レビュー:2011/6/29

カテゴリ:

ハプニング続き!? 美少女たちと夢の無人島旅行!

双子の妹・貴理の企みによって、桃花泉女子学院――通称・桃女に強制的に転入させられた、平和を愛する男子高校生・神堂祐貴。女子校に一人放り込まれた祐貴に与えられた使命、それは学院に存在する七人の才女"ヒメ神"を「落とす」というもの。夏休みに入り、祐貴は六人のヒメ神たちと一緒に、神堂家が所有する無人島に来ていた。何かと事件続きだった日々を忘れるため、楽しいバカンスを過ごす予定の祐貴たちであったが、ヒメ神の一人である氷室慧が、何者かによって攫われてしまう。そして窮地の祐貴たちの前に現れたのは――!? 急転直下の大人気学園ラブコメ第4弾!

novelauthor: 鏡遊

4840139393

2011/6/24

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