ライトノベル レビュー

 コミック化に続いて、アニメ化の情報まで出てきた、ドラゴンマガジン系ライトノベルシリーズの第9弾。

 ドラゴンマガジンでおっぱいドラゴンおしだったのはアニメ化の布石だった模様。9巻でも従来のノリはそのままだけれども、今回の舞台は修学旅行の京都。
 出てくるのは主人公のイッセーをはじめ、木場、アーシア、ゼノヴィア、イリナといった2年生メンバーが中心となって、リアス・朱乃のお姉さまコンビと子猫・ギャスパーの後輩コンビはお留守番である。

 京都=妖怪=狐、と言う図式は何か法律でも有るのかと言うぐらい最近良く見かけるが、本作でもそのパターンにしたがっている模様。ただしカラー口絵でギリギリに挑戦しているのは幼女狐の九重である。幼女だけにイッセーも保護対象として見ている様だ。

 テロリストである英雄派とのバトルが物語の中心で、ストーリーの半分ほどは戦闘シーン。順調に成長しているイッセーは将来キングとして指揮官の能力にも目覚め始めている模様。リアスの不在を埋めて奮闘している。

 D×D飲もう一つの売りであるエロシーンは、イッセーは相変わらずお馬鹿だけれども、気持ちの良い馬鹿っぷりでイッセーなら仕方ないな、と思えてしまう。
 クライマックスの酷さは前回に匹敵する馬鹿馬鹿しさ。その後にくる中二病的パワーアップもマイルドに中和してくれている。
 アーシア、ゼノヴィアに続いて、イリナまでフラグが立ち始め、ますます「イッセーそこを代われ」と言いたくなるシチュエーションだが、次回では更にフェニックスのレイヴェル嬢が再登場するとか。彼女の活躍(サービスシーン的な意味で)も期待したい。

カテゴリ:

修学旅行。枕投げに夜中の告白大会、女子風呂は礼儀として覗きます! と浮かれ気分でやって来た京都ですが、イッセーたちを待っていたのは、怪しげに蠢く「禍の団」英雄派の思惑で。京の妖怪たち巻き込んで大騒ぎ!

novelauthor: 石踏 一榮

4829136286

2011/4/20

Amazon.comで購入

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: ハイスクールD×D9修学旅行はパンデモニウム

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://invul.sakura.ne.jp/blog/mt-tb.cgi/1528

コメントする