ライトノベル レビュー

機巧魔術と呼ばれる自動人形を媒介として魔法を行使する技術が確立された世界。
そこで機巧魔術師を養成するための学園に在籍し、そこで行われる〈夜会〉と呼ばれるバトルロイヤルを勝ち抜いて主席を目指す少年・赤羽雷真とその自動人形・夜々のバトルアクション第5弾。

シリーズも5巻となってくると各話で登場したヒロインの数も随分増えた。
シャルロットやアンリ、フレイと言った面々の他にも硝子の使う自動人形の姉妹も雷真に気が有るらしく、それを見る度に暴走する夜々の痴女デレぶりも相変わらず。

そして、今回のヒロインであるイオネラ・エリアーデは、幼い外見に似合わず教授の地位を持つ少女。
彼女の研究成果が悪用され、機巧都市リヴァプールは大混乱へと陥る。
断罪されそうになっていたイオネラを庇い、雷真と彼の仲間たちは事態を収める為に、自動人形が暴れまわる街へと飛び出していく。

元々このシリーズの戦闘シーンは迫力があって好きだが、今回は舞台が街丸ごと、クライマックスは巨大戦艦の甲板の上と規模が大きく非常に派手だった。
しかし、雷真は最近ずっと怪我を押しての戦闘が続いているが、完調の時に戦うと一体どれくらい強くなったのだろうか。本気の彼の戦いぶりもそろそろ見てみたい。

レビュー:2011/7/5

カテゴリ:

「夜々はどこにも行きません」
消失してゆく自動人形。機巧都市に迫る魔の手。
華やかな祭典の影に、雷真は何を見るのか――?

機巧魔術――それは魔術回路を内蔵する自動人形と、人形使いにより用いられる魔術。機巧都市リヴァプールは、自動人形の祭典を明日に控えて華やいでいた。だが一方で、〈夜会〉参加者たちの自動人形が次々に消失していくという事件が起きる。硝子の命令により、事件の鍵を握る人形師・エリアーデ教授に接触する雷真。しかし、彼女は雷真と同じ歳の少女(ただし全裸に白衣)だった! さらに彼女は、夜々を自分に譲るよう、雷真にあの手この手で迫ってきて――!? 「やっぱり......体を差し出さないとだめ?」「差し出しても駄目だ!」シンフォニック学園バトルアクション第5弾!

novelauthor: 海冬レイジ

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2011/3/25

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