ライトノベル レビュー

オイレンシュピーゲル

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角川スニーカー文庫
冲方 丁
商品の詳細
ストーリー
西暦2016年の国連管理都市ミリオポリス(かつてのウィーン)では、極度の少子高齢化と犯罪・テロの増加を背景に児童労働と身体障害児に対するサイボーグ化が認められていた。
『オイレンシュピーゲル』は、警察組織MPBの飼い犬となり、
機械の手足を得て街を縦横無尽に駆けめぐる「黒犬」「紅犬」「白犬」と呼ばれる三人の少女の物語である。

概要
富士見ファンタジア文庫から同時発売された『スプライトシュピーゲル』シリーズと世界設定やキャラクター等がリンクしている(さらに第弐巻(スプライトは第Ⅱ巻)では同一の事件がそれぞれのシリーズの視点から展開される)。
また掲載誌のザ・スニーカーで読者からアイディア募集を行い(衣裳など)、実際に作中に登場させている。
『マルドゥック・ヴェロシティ』でも使用された「/」「=」「-」などの記号やルビを多用した特徴的な文体が、疾走感やキャラクターの属性を強調した独特の文章を作り上げている。
姉妹作である『スプライトシュピーゲル』に比べ、戦闘シ-ンや主役三人の過去における残酷な描写が目立つ。
(Eulenspiegel=ドイツ語で「フクロウと鏡(知性の象徴)」、ドイツの伝説的ないたずら者ティル・オイレンシュピーゲルから。作中では「死に至る悪ふざけ」のルビが振られている)

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