ライトノベル レビュー

富士見ファンタジア文庫: 2008年2月 新刊

"愛欲"の魔王に失恋の危機!?
いずも恋のバトルに完敗!? 乙女の悩みはますます尽きない!

来栖いずもは落ち込んでいた。恋する年下の幼なじみ・柱郭紺太に彼女ができたらしいのだ。このままだと"愛欲"の魔王のパワーダウン!そんないずもは、生徒会副会長の御園井シンイチこと大天使・ガブリエルに突然呼び出され......。「来栖君、君と紺太君の仲を応援してるのに、なぜ相談してくれないんだい?」「どうして私が悩んでるって知ってるんです? まさか覗いてたんですか!?」性格悪のガブリエルに唆され、いずもは紺太の中学校に潜入してしまう。そこで目にしたのは、紺太に猛アタックする少女の姿で......。噂は本当だった!? 恋に闘いに、乙女の悩みはやっぱり尽きない、デモニア・アクション再び!!

「このライトノベルがすごい!2008(宝島社)」TOP10入り!
読むと誰かに優しくしたくなる召喚ファンタジー!

もう一度キミの隣に行きたい、この気持ちは本当。だから――迷わない。
黎色の、限りなく孤独な世界に意識を捕らわれたまま、クルーエルは言い放つ。「わたしは、ネイトを信じてる」しかし彼女を捕らえる空白名詠の真精・アマリリスは、執拗に言葉を重ねる。『あの子は、あなたに相応しくない。それに――何をもって、彼の"信じる"という約束を信じるの?』
一方、トレミア・アカデミーでは教師たちが意識不明のクルーエルを治療のためケルベルク研究所へ移送する決定を下す。その時、ネイトは......!? ただ一緒にいたかった――二人の願いが重なる時、世界に二色の詠が響きわたる。詠う召喚ファンタジー、第5弾!

決断せよ!! 南雲慶一郎
怪獣、魔女っ子、押しかけ女房!! どうする、慶一郎!?

異世界ソルバニアよりレイハが来てから大門高校は怪獣と魔法てんこ盛りの危険地帯。が、生徒たちには危機感がなく、レイハをプロデュースする《魔女っ子品質向上委員会》が発足したり、魔法道具をフル活用して学園祭準備や、怪獣邀撃演習をしたりと、すっかり馴染んでいた。だがこれは現状改善につながらない。痺れを切らした藤堂校長は、学園祭で開かれる異種格闘技戦に慶一郎の宿敵・ゲイツを招き、異常事態を収拾しろ、と言い出す。そんな中、慶一郎の元に通う、自称・妻の飛鈴が誘拐されてしまった!! 溢れる問題を先送りするのはもう限界!!リアルファイト・ファンタジー、拳で解決できない試練に慶一郎が挑む!

読まずに死ねるか! (待たせすぎです!!貴子さんっ!)

新章スタート!魔族のオークションへようこそ。

(ううっ......いつにも増して横暴な......)
金属製のロッドで薫をぶん殴っては、理不尽にもふて腐れるルーシアを横目に、薫は心の中で呟いた。
教皇庁のエージェント深津薫と、魔術師教会から派遣されて来た少女ルーシアに今回課せられた任務は、魔族たちのオークションに潜入して、凶悪犯『トリプル・クラウン』を落札し、奴の持つ情報を引き出すことだった。だが会場に潜り込むため、なし崩しに自身も商品にされてしまったルーシアの怒りは収まらない。主催者である魔族の盟主(アルフェルム)、魔族と敵対する赤髪の美女レイニー、そして背後に蠢く者たち。様々な者たちの思惑を乗せ、闇のオークションがいま幕を開ける。人気シリーズ、満を持して新章突入!

花嫁衣裳と白鎧は乙女の夢?
自慢の白鎧を着て、意気揚々と祭りに繰り出したイリーナ。もちろんそこにはトラブルが!?

職人の街グードンで強盗団を見事(?)退治し、ご機嫌なへっぽこーず。
報酬で懐も暖かくなったので、仕事を離れてちょうど開かれていたお祭りに繰り出すことに。
「お洒落してくるのよ」というマウナのお言葉に、精一杯お洒落してきたイリーナ。だがその装いとはピカピカに磨き上げられた白い板金鎧(プレート・メール)!! ガチャガチャと勇ましい音を鳴り響かせて、楽しく祭りに繰り出したイリーナに、ちょっと引き気味に後をついて行くマウナとヒースだったが、祭りで意外な相手と出くわして......。
へっぽこ小説、いい感じに第三弾!!

さまよう想いの行く先は...... 葵と桜子に新たなる敵が登場。しかもその相手とは――。

それは雨の日の事だった。
一緒に下校中の紀子が突然倒れた。そして地面に広がる紅い波紋......。
そして続け様に乾いた音が二つ。葵の肩と脇腹に激痛が走る。
狙撃だ! 致命傷ではないが。だが――。
次なる襲撃に身構える葵と桜子。
その前に少女が現れる。手には黒光りする一丁の拳銃。「逃がさないわよ、エキドナ」新たな"悪魔憑き"の登場。しかし、それ以上に葵を驚かせたのは彼女の隣にいるもう一人の存在だった。「牧野、おまえ......」
幾多の戦いを共に乗り越えた戦友・牧野涼介が敵に!?話題のデモニック・アクション、緊迫の新展開!

人気イラストレーター KEI大推薦
「和食が恋しくなる一冊です」(16歳・女性)
夢と現実。どちらにいるか、あなたにはわかりますか?

あちら側の存在である魔乖術師。それがこちら側へと顕在化するとき必然的に世界はゆがむ。ゆがみは弱いものを呑み込み......。そこに待つのは死だけだ。そんなこと俺は理解していた。理解していたはずだった――。
清夢騎人は魔宴に身を置きながら、学校に通い続けた。ある日の放課後、ナイトは幻惑を得意とする『偽』の魔乖術師と遭遇する。魔宴は魔乖術師がすべてを懸けて争うルールなき戦い。当然、何の力も持たないナイトの友人は格好の標的になり――。
加速するマジカル・ファンタジー。幻と現実との境界が明らかになるとき、その先に持つものとは?

本気! 瀧川武司!
すべての結末がここにある!
EMEのRED編、ついに最終巻。

「人の......命を、救う力......」
少年、紅は胸の中で、その言葉を反芻する。かつてスミレから貰ったその言葉を抱き、過酷な闘いの戦場に立つ。
歴史上に名を残す悪魔のような殺人鬼――切り裂きジャック。その手口に酷似した事件が日本で起きる。紅を中心とした事件が日本で起きる。紅を中心としたEMEが捜査にあたるが......。
紅が、蒼が、茜が、三木也が、そしてミドリが――。すべてのエージェントがついに集結!闇から闇へ怪異を葬る秘密機関・EMEのエージェント・紅の闘いを描く、短編集最終巻!

祝・無職脱出 新たなる門出!のハズなのにイ!?
はれて"調停屋"を開業し張り切るミミコ+扶養吸血鬼2人だが!?

「......おかしい」「なにがぁ?......こんなにのんびりまったり穏やかな毎日を送れるだなんて!」「あ、ケチャップバーガーだって食べていい?」「だめよぜぇったいあり得ないわ! ケチャップバーガーむしゃむしゃ平和な日常なんて私の人生にあり得ない! はっ!これって何かおっきなさ災難の前触れ? 嵐の前の静けさなのね!?」「ミミコさん......言霊って知ってます?」
特区でもぐりの調停屋を開業した葛城ミミコ。扶養吸血兄弟を抱えつつ心機一転奮起するが、不運の神に骨の髄まで愛されちゃってるミミコの下に舞い込むのは災難ばかり!? 望月兄弟(ジロー&コタロウ)の活躍も見逃せない、帰ってきた日常(!?)編!