ライトノベル レビュー

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「不本意に生きて、何もできずに死ねばいい」
苦悩の蒼衣を気遣いつつ、雪乃が取る行動は──!?

“──彼女の髪に、触ってみたい……”
 少女が歩道橋を登り、階段の一番上に、ぺた、と差し掛かった時。突然、ぐん、と後ろ髪を鷲掴みにされた感触と同時に、髪の毛が思い切り後ろに引っ張られた。そして、恐怖とともに堕ちていき──。
 いまだ葉耶の悪夢に苦しむ蒼衣は、葬儀屋の件でさらに自責の念に駆られていく。葬儀屋の蘇りにより自我を保っていた保持者が多く、蒼衣は方々から恨まれていた。そして責任を取るかのように、蘇りに関わる〈泡禍〉解決に雪乃と二人で向かうのだが──。

novelauthor: 甲田学人

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2011/3/10

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