ライトノベル レビュー

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少年と少女は旅に出た。 一冊の日記帳を持って、世界の果てへ......。

世界は穏やかに滅びつつあった。
「喪失症」 が蔓延し、次々と人間がいなくなっていったのだ。
人々は名前を失い、色彩を失い、やがて、存在自体を喪失していく......。
そんな世界を、一台のスーパーカブが走っていた。
乗っているのは少年と少女。
他の人たちと同様に 「喪失症」 に罹った彼らは、学校も家も捨てて旅に出た。
目指すのは、世界の果て。
辿り着くのかわからない。
でも旅をやめようとは思わない。
いつか互いが消えてしまう日が来たとしても、後悔したくないから。
少年と少女は旅を続ける。
記録と記憶を失った世界で、一冊の日記帳とともに......。

novelauthor: 萬屋直人

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2008/3/10

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