ライトノベル レビュー

ついに「学園都市」の“暗部”が動き出した。上条と一方通行（アクセラレータ）はそれぞれの道で、大切に想う少女を救おうとする……！

　九月三〇日。
　学園都市に、ローマ正教『神の右席』の一人、『前方のヴェント』が侵入した。彼女が操る謎の魔術により都市機能は完全麻痺、大部分の人間は意識を奪われ倒れていった。
　彼女の狙いは、上条当麻。
　ローマ正教が公式に認めた敵。
　同時刻。
　最強の超能力者（レベル５）・一方通行（アクセラレータ）が、彼を支える少女『打ち止め（ラストオーダー）』を護るため、科学者・木原数多率いる武装集団『猟犬部隊（ハウンドドッグ）』と激突した。
　魔術と科学、二つの惨事が同時に学園都市を襲う。
　上条当麻、インデックス、一方通行（アクセラレータ）、打ち止め（ラストオーダー）。四者四様の想いが交差するとき、物語は始まる──！